最近、Googleが「急上昇ワードランキング」のプロモーションで、PayPerPostを使ったことが騒動に発展しました。
これに関して、Googleが公式に謝罪しました。
なにがどうなってるの?
はい、実はBLOGを書いている皆さんにとって重要なことなのでしっかり、かつ簡単に説明します。
騒動の流れは、こうです。
1.2006年12月12日、Federal Trade Commission(日本でいう公正取引委員会)が、「製品の口コミプロモーション(BLOGで「この製品最高!」と書く)をしたら、口コミをした人が 口コミ料を受け取るようなマーケティングを行う企業は、その旨を明らかにしなければならない」と、意見を出した。(ソース)
→この、「BLOGと、広告してもらいたい業者とを結ぶ仲介業者」最大手がPayPerPost。
2.2007年、Googleは、PayPerPost参加BLOGをGoogleから締め出した。ページランクゼロにして、検索しても出てこないようにした。
→PayPerPost利用を、Google のサーチに関するガイドラインで「違反行為」とした。
3.2009年2月、「急上昇ワードランキング」のプロモーションで、PayPerPostを使った。
→直後、「自分で違反行為してるじゃないか!」という批判が殺到。
→2月10日に、Googleが謝罪文を発表。
一般的には、PayPerPostに代表される、「宣伝になるBLOG記事を書いてくれたらお金(など)をあげるよ」はネット倫理上よくないとされます。お金をばらまいて口コミ情報を操作しようとするのは、ある種「騙し」だ、というのがおおよその理由です。
みなさんもGoogle検索で出てきた口コミ情報が、買収されたものであったら困りますよね?
ということで、PayPerPostがよいかどうかはさておき、PayPerPostや類似サービスを利用したBLOGは、世間の信用を失う可能性が高いという事実だけは知っておいたほうがよいでしょう。
2009/2/23 追記
改めてPayPerPostを考える、良い記事がありましたので掲載します。詳しく勉強したい方はどうぞ。