前回の記事では、「ネットブックって大体こんなもん」というレベルで特徴を見ました。しかし、ネットブックにはかなり多くのラインナップが出てきているので、それをひとくくりで話してしまうと、本質を見失います。
今回は、
すごく安いネットブックは使えるか?
を見ていきます。サンプルは、EeePC 701 SD
実売2万円台です。
・・・なんちゅう安さでしょうか。
あまりにも安いので、決定的弱点がないか心配?
ですよね。ということで、ブラウザでインターネットやメールをするくらいの軽い使用を想定して、弱点探しをしてみます。
Windows
ちゃんと、普通のWindows XP Home。問題なし。
画面サイズ
小さいが、解像度は800×480で、なんとか一般のWebサイトが見れる。
Google関係のページ、Gmailやカレンダーなどは問題なく使える。
Webサイトによっては、右が隠れてしまうが、致命的なほど見えなくなるサイトは少ないし、そういう場合のみあきらめて横スクロールすればいい。
動作速度
さすがに少し遅いが、もともと高速なブラウザ(IE8、FireFox3、Chrome)を使えば、Webやメールの操作に特にストレスはない。ブラウザ以外でも、Skypeなど問題なく動作する。最新のOfficeなどは「もっさり」動く感じになり、ストレスがある。全体的に、問題なし。
メモリ
512MB搭載しているので、普通の安いパソコンと同じレベル。問題なし。
ハードディスク容量(※)
8GBと、かなり少ないが、ブラウザでWebを見たりメールしたりする目的なら十分。しかも、外付けハードディスク30GBがついてくるので、音楽や写真はそちらに入れておき、必要なときだけ本体と共に持ち歩けば問題なし。さらに、無料で使えるWebストレージ(インターネット上からのみ見れるハードディスクみたいなもの)も10GBついてくる。
重量
軽い!910gしかないので、持ち運びがまったく苦にならない。
バッテリー駆動時間
3.7時間。うーん、短い。ここが唯一の弱点か・・・。
キーボード、タッチパッド
日本人男性でもブラインドタッチできるギリギリの大きさ。タッチパッドもついているので、特に操作に困ることはない。ただし、パッドの配置がキーボードの中心から若干右なので、右手の親指が触れて誤動作しやすいかも・・・?
耐久性(ぶつけたり、落としたりしたときのダメージに強いかどうか)
ハードディスク(HDD)の代わりに、ソリッドステートディスク(SSD、ハードディスクのように機械的なものではなく、ICチップにデータを記憶する)を採用しているので、動作中の落下や振動などに強い。ただし、液晶画面の耐久性は不明。。。
なんだ、弱点らしい弱点なんてないじゃん。
はい、そうなんです。技術は進歩しました。メインマシンとして使うにはあまりにも画面とキーボードが小さくて苦しいですが、ネットとメールという用途で使うモバイルとしてはまったくもって十分です。
強いて言えば、バッテリー駆動時間に難あり、ですね。
次回はもう少し上位機種を見てみましょう。
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※わかりやすくするためにハードディスクと書いていますが、耐久性の項目で説明しているとおり厳密にはハードディスクではなくSSDが採用されています。
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