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3月
06
2009
2

Google Analyticsを使おう(レポート – トラフィック)

前回は「ユーザー」「トラフィック」「コンテンツ」「コンバージョン」のGoogle Analytics4大機能のうち、「ユーザー」の使い方を学びました。今回は「トラフィック」です。
・・・の前に、「トラフィック」とは、日本語で言うと「往来」とか「交通」で、要はどれくらい人の出入りがあったかってことです。

Google Analyticsの画面

Google Analyticsの画面

まずは左メニューの「トラフィック」をクリックしてください。トラフィックのメニューの中には、サブメニューとして「概要」「ノーリファラー」などが並んでいます。 今回もITコンサルらしく、「何ができるか」を見ていきましょう。

検索エンジンからの訪問者
まずはSEOの結果を知るために最も重要な「検索エンジンからの訪問者数」を見てみましょう。
「検索エンジン」をクリックすると、検索エンジンから来た訪問者数のグラフが出ます。

検索エンジンからの来訪者グラフ

検索エンジンからの来訪者グラフ

こんな感じです(画像クリックで大きく表示)。この図のレポートの場合は、SEOに成功して、検索エンジンからの来訪者数がぐんぐん伸びてるな、というふうに状況がわかります。グラフ左上には、カウント方法(セッション、ユーザー、ページビューなど)が表示されていて、クリックすると設定できます。
グラフの下のほうには、googleとかyahooといった検索エンジン名が表で出ていて、各検索エンジンからどれくらい訪問者があったかがわかります。表右上の「表示」で円グラフ(割合)にすると、どの検索エンジンにSEOの効果があったか知ることもできますね。

さらに検索エンジンの名前をクリックすれば、それぞれの検索エンジンごとのグラフも見れます。さらに、どんなキーワードで検索に引っかかって訪問者が来たかもわかります。SEOをやってる人にとっては、これはもっとも大事ですね。

逆リンクはどう?
「逆リンク」とは、「被リンク」などとも呼ばれますが、他のWebサイトが自分のWebサイトにリンクしていることです。そのWebサイトを、「リンク元」とか「参照サイト」といいます。世界中の多くのWebサイトから自分のWebサイトにリンクを張ってもらえば、きっとたくさんの人が来ますよね!
ということで、「参照サイト」をクリックしてください。すると、他のWebサイトに設置されたリンクをたどって自分のWebサイトに来た来訪者がグラフになって出てきます。その下には、どこのWebサイトから来たのかが具体的に表示されます。

ここで、サイト名の横にあるgoogleanalytics_websiteiconをクリックすると、自分のWebサイトにリンクを張っているWebサイトを表示することができます。どんどん見てみましょう。

Eメールとか、お気に入りとかから直接来た人は?
検索エンジンと逆リンクがわかれば、残りは直接URLをブラウザに打ち込んだ(Eメールからも含む)か、お気に入りから来たか、ですね。こういうのを「ノーリファラー(参照元なし)」といいます。

お気に入りから来てくれている人は、リピーターであり、通常、もっとも大事にすべき訪問者です。

ノーリファラーのうち、口コミやお気に入り登録で来ている人がほとんどでしょうが、あなたがメールマガジンを発行している場合は、そのメールを見てきた人も含まれています。

そう、こうなってくると「じゃあメールマガジンを見た人だけカウントする方法はないの?」になると思いますが、実はあります。ありますが、基本編で取り扱うレベルじゃないので、今回は見送りますね。

AdWordsやってるんですけど。。。
Googleにお金を払って検索結果画面に広告を載せてもらったりするAdWordsを実施しているなら、ここにその成果が表示されます。
この場合、「どれくらいお金をかけてどれくらいWebサイトに訪問者があったか」を知ることができるんですが、どちらかというとそんなことより「どれくらい広告費をかけてどれくらいWebサイトの商品を買ってもらえたか」を知るほうが重要ですよね。「どれくらい目的が達成されたか」を知るのは「コンバージョン」と呼ばれ、別機能としてメニューにありますから、そのときにやりましょう。

今回見てきた以外にもメニューはあるし、それぞれの詳細設定もできるわけですが、まずは今回見てきた内容をじっくりながめ、使いこなせるようになってください。

次回は「コンテンツ」です。

過去の関連記事
Google Analyticsを使おう(導入)
Google Analyticsを使おう(プロファイル一覧)
Google Analyticsを使おう(レポート)
Google Analyticsを使おう(レポート – ユーザー)

この記事に関するお役立ちリンク
Google Analytics

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Written by hitomi in: Google, SEO, アクセス解析 |
3月
05
2009
2

遂に来た!?アメリカのスマートフォン時代

みなさん、スマートフォンってご存知ですか?

最近ではiPhoneが大きく話題になりましたが、スマートフォンとは、電話やSMS(ショートメッセージ、日本ではスカイメールなど各電話会社ごとに名前が違って同じ電話会社の携帯同士でしか送受信できませんが、アメリカでは電話会社間の境界はありません)だけじゃなくて、ネットを見たりEmailできたり、表計算までできたりする「賢い電話」です。

そうです、そんなこと日本の携帯はだいぶ前からできます。

ある調査によると、日本のスマートフォン率は80%を超えます。でも、世界的に見るとスマートフォンのシェアなんて微々たるものでした。もちろんアメリカのマーケットも世界の平均と似たようなもんです。

ところが、最新の調査では、2008年第4クォータにおいて

アメリカで売れた携帯は4台に1台がスマートフォンだったそうです!

これは、単純なものしかいらないという傾向にあるアメリカのマーケットでは、快挙です。私もずっとパソコンの開発をしていたので、アメリカ人のモバイルに対する感覚を追いかけてきましたが、ひょっとするとアメリカでスマートフォンが売れる日はこないんじゃないかと思っていました。しかし、きましたね。

車が売れなくなった分、お金が携帯に回ってきたんですかね?

ともかく、ここからはきっとスマートフォンが少なからず増えてくることでしょう。アメリカでWebマーケティングをされている方、今から始めようと考えている方は、そろそろスマートフォンを無視できなくなってきましたね。美頼ITソリューションズ社のテクノロジを導入いただいている「どこ地図」さんも、KDDI 6600J対応など、すでに時代は動いていますよ!

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3月
04
2009
2

マルウェア spyware protect 2009ってなに?

いきなりタイトルが「マルウェア spyware protect 2009ってなに?」ですが、

「その前に、マルウェアってなに?」

ですね。マルウェアというのは、まあ大雑把に言うと「悪いプログラム」です。悪者です。ウイルスとか、スパイウェアとか、ワームとか、いろんな種類があります。その中で今回は今流行っている「spyware protect 2009」というのを紹介します。紹介する目的は、みなさんに

マルウェアにかからないように正しく防衛してもらう

ためです。

この「spyware protect 2009」は、今年2月の後半になって流行り始めました。これに感染すると、

「お前のコンピュータはスパイウェアに感染している、さあ今すぐspyware protect 2009を買ってこの危機とおさらばしよう!」

と画面にうっとうしいくらいの勢いで表示されます。(もちろん英語で。) もう鬱陶しくてどうしようもなくなって、「わかったよ、買えばいいんだろ!」とクレジットカードナンバーを入力したが最後、・・・何が起こるかは知りません。

万一これに感染した方はこのページあたりを参考に駆除してもらえばいいと思いますが、そんなことより問題はこのマルウェアの感染経路です。今回利用されたセキュリティホール(※)が怖いのです。

「どうせWindowsのアップデートしてない場合だけ感染するんだろ?」と思った方、違います。

今回はAdobe Reader 7.0(PDFを読むソフト)のセキュリティホールからの進入もあります。(※注1)

もっと言えば、何気なくWebサイトの広告をクリックしただけでマルウェアに感染するのです。(※注2)

これはWindowsアップデートとは関係ありません。もちろん、Adobe Reader最新版を使っていればこの問題はありません。このAdobe Readerは今や多くのメーカーがマニュアルを読ませるために配布しているので、きっとあなたのパソコンにもインストールされているはずです。
私も常々クライアントの皆さんには「OSなどプログラムのアップデートをしっかりしてくださいね」と口がすっぱくなるくらい言っていますが、WindowsアップデートやOfficeアップデートはしっかりしててもAdobe Readerはアップデートしていない人が多いのではないでしょうか。

Macもこのセキュリティホールは該当する

点にも注意すべきです。参考資料はこちら。むしろMacのほうが危険な場合もあるという例です。

あなたのAdobe Reader、まさか最新版じゃないなんてことは・・・・・。
ということで、不安な方はここから最新版を手に入れてください。

※セキュリティホール
悪意を持ったソフト(マルウェア)が忍び込む抜け道となるようなバグ。本当なら外部からアクセスできない情報にアクセスできてしまったりする結果を招く原因部分のこと。

※注1 その後、3/10のAdobeからの公式アナウンスによれば、Adobe Reader 7/8/9のすべてで可能性があるようです。詳しくはこちら。(3/23追記)

※注2 「アイフレーム」と呼ばれる、Webサイトを改ざんするマルウェアが原因です。1,2年前からはやっていますが、ここのところ猛威を振るっています。通常の企業サイトなども改ざんされている可能性があり、注意が必要です。ニューヨークITメールマガジンでもすでに案内していますので、今後のためにもメールマガジンを購読してください。(3/23追記)

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Written by hitomi in: セキュリティ |

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