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3月
05
2009
2

遂に来た!?アメリカのスマートフォン時代

みなさん、スマートフォンってご存知ですか?

最近ではiPhoneが大きく話題になりましたが、スマートフォンとは、電話やSMS(ショートメッセージ、日本ではスカイメールなど各電話会社ごとに名前が違って同じ電話会社の携帯同士でしか送受信できませんが、アメリカでは電話会社間の境界はありません)だけじゃなくて、ネットを見たりEmailできたり、表計算までできたりする「賢い電話」です。

そうです、そんなこと日本の携帯はだいぶ前からできます。

ある調査によると、日本のスマートフォン率は80%を超えます。でも、世界的に見るとスマートフォンのシェアなんて微々たるものでした。もちろんアメリカのマーケットも世界の平均と似たようなもんです。

ところが、最新の調査では、2008年第4クォータにおいて

アメリカで売れた携帯は4台に1台がスマートフォンだったそうです!

これは、単純なものしかいらないという傾向にあるアメリカのマーケットでは、快挙です。私もずっとパソコンの開発をしていたので、アメリカ人のモバイルに対する感覚を追いかけてきましたが、ひょっとするとアメリカでスマートフォンが売れる日はこないんじゃないかと思っていました。しかし、きましたね。

車が売れなくなった分、お金が携帯に回ってきたんですかね?

ともかく、ここからはきっとスマートフォンが少なからず増えてくることでしょう。アメリカでWebマーケティングをされている方、今から始めようと考えている方は、そろそろスマートフォンを無視できなくなってきましたね。美頼ITソリューションズ社のテクノロジを導入いただいている「どこ地図」さんも、KDDI 6600J対応など、すでに時代は動いていますよ!

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3月
04
2009
2

マルウェア spyware protect 2009ってなに?

いきなりタイトルが「マルウェア spyware protect 2009ってなに?」ですが、

「その前に、マルウェアってなに?」

ですね。マルウェアというのは、まあ大雑把に言うと「悪いプログラム」です。悪者です。ウイルスとか、スパイウェアとか、ワームとか、いろんな種類があります。その中で今回は今流行っている「spyware protect 2009」というのを紹介します。紹介する目的は、みなさんに

マルウェアにかからないように正しく防衛してもらう

ためです。

この「spyware protect 2009」は、今年2月の後半になって流行り始めました。これに感染すると、

「お前のコンピュータはスパイウェアに感染している、さあ今すぐspyware protect 2009を買ってこの危機とおさらばしよう!」

と画面にうっとうしいくらいの勢いで表示されます。(もちろん英語で。) もう鬱陶しくてどうしようもなくなって、「わかったよ、買えばいいんだろ!」とクレジットカードナンバーを入力したが最後、・・・何が起こるかは知りません。

万一これに感染した方はこのページあたりを参考に駆除してもらえばいいと思いますが、そんなことより問題はこのマルウェアの感染経路です。今回利用されたセキュリティホール(※)が怖いのです。

「どうせWindowsのアップデートしてない場合だけ感染するんだろ?」と思った方、違います。

今回はAdobe Reader 7.0(PDFを読むソフト)のセキュリティホールからの進入もあります。(※注1)

もっと言えば、何気なくWebサイトの広告をクリックしただけでマルウェアに感染するのです。(※注2)

これはWindowsアップデートとは関係ありません。もちろん、Adobe Reader最新版を使っていればこの問題はありません。このAdobe Readerは今や多くのメーカーがマニュアルを読ませるために配布しているので、きっとあなたのパソコンにもインストールされているはずです。
私も常々クライアントの皆さんには「OSなどプログラムのアップデートをしっかりしてくださいね」と口がすっぱくなるくらい言っていますが、WindowsアップデートやOfficeアップデートはしっかりしててもAdobe Readerはアップデートしていない人が多いのではないでしょうか。

Macもこのセキュリティホールは該当する

点にも注意すべきです。参考資料はこちら。むしろMacのほうが危険な場合もあるという例です。

あなたのAdobe Reader、まさか最新版じゃないなんてことは・・・・・。
ということで、不安な方はここから最新版を手に入れてください。

※セキュリティホール
悪意を持ったソフト(マルウェア)が忍び込む抜け道となるようなバグ。本当なら外部からアクセスできない情報にアクセスできてしまったりする結果を招く原因部分のこと。

※注1 その後、3/10のAdobeからの公式アナウンスによれば、Adobe Reader 7/8/9のすべてで可能性があるようです。詳しくはこちら。(3/23追記)

※注2 「アイフレーム」と呼ばれる、Webサイトを改ざんするマルウェアが原因です。1,2年前からはやっていますが、ここのところ猛威を振るっています。通常の企業サイトなども改ざんされている可能性があり、注意が必要です。ニューヨークITメールマガジンでもすでに案内していますので、今後のためにもメールマガジンを購読してください。(3/23追記)

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Written by hitomi in: セキュリティ |
3月
03
2009
2

Google Analyticsを使おう(レポート – ユーザー)

前回は基本的なレポートの使い方を学びました。今回からは、4つの大きな機能を詳細に見ていって、Google Analyticsで何ができるかを理解していきましょう。Google Analyticsの機能はレポート画面の左にまとめて表示されています。「ユーザー」「トラフィック」「コンテンツ」「コンバージョン」(※1)です。まず今回は1つ目の「ユーザー」を見ていきます。

Google Analyticsの画面

Google Analyticsの画面

まずは左メニューの「ユーザー」をクリックしてください。ユーザーのメニューの中には、サブメニューとして「概要」「ベンチマーク」などが並んでいます。このBLOGでは読者のみなさんがGoogle Analyticsを効率的に使えるようになることを目的としますので、これらの機能をひとつひとつ説明することは避けます。ITコンサルらしく、「何ができるか」を見ていきましょう。

どこから来ているか?
まず気になるのはユーザーがどこから来ているかですね。ニューヨークで喫茶店を営んでいるのに、LAの人にサイトを見てもらってもあまり効果がありません。そこで、「地図上のデータ表示」をクリックします。濃い色の国からはたくさんのユーザーが来てくれています。さらに、アメリカをクリックします。そうすると、今度は州ごとのデータが見えます。さらにニューヨークをクリックします。そうすると、今度は都市ごとのデータが見えます。ここまでくれば、たとえ喫茶店のサイトであっても有効なユーザー数がどれくらいであるか知ることができますよね。さらに、ニューヨークをクリックすると、都市のアクセスグラフが表示されます。

たとえば都市ごとに広告を出した場合、訪問者数にその影響がどれくらいあったかは、このレベルまで落とし込まなければ知ることができません。

リピーター率は?
あなたのWebサイトの訪問者を増やそうとするとき、通常の経営と同じく、リピーターにたくさんきてもらう方が、新規の訪問者を獲得するよりも少ない労力や経費で済みます。したがって、リピーターを知ることは、SEOやWebサイト改良の指針を決定する上でとても重要です。「新規ユーザーとリピーター」をクリックすると、「Returnign Visitor(リピーター)」と「New Visitor(新規ユーザー)」が表示されます。それぞれの項目をクリックすると、各々のグラフが表示されます。

もっと詳しく知りたい場合は、「リピート訪問数」をクリックします。さらに詳細なメニューが出てきます。「訪問頻度」を見ると、何日くらい空けてから再度訪問してくれているかがわかりますし、「リピートセッション数」を見ると、何回くらい再訪問してくれているかもわかります。

ユーザーの言語は?
インターネット上には色々な言葉をしゃべるユーザーがいます。フランス語をしゃべるユーザーがたくさんWebサイトを見てくれているのに、フランス語のページがなければチャンスを逃してしまうかもしれません。「言語」をクリックすると、訪問者の言語がわかります。ただし、これはどの言語の設定でパソコンを使っているか、なので、日本人が英語設定で使っているときは英語として扱われます。表の「言語」にはなにやら暗号のようなアルファベットが並びますが、たとえば「ja」は日本語、「en-us」は米国英語、といった具合です。

オフィスから?モバイルから?
Webサイトを制作・改良する上で、ユーザーがどんな環境でWebサイトを見ているかを知ることは重要です。みんな小さい画面で見ているのに大きな写真を載せては見づらくなるし、携帯からのアクセスが多いのにフラッシュを載せているとそもそも表示ができません。「PC環境」の「画面の解像度」を見れば、どれくらいの大きさの画面で見ているかがわかりますし、「Flashのバージョン」には「(not set)」としてFlash非対応の状態で見ている訪問者がどれくらいいるかわかります。「OS」にはWindowsやMac、iPhoneなどといったようにコンピュータの種類(※2)がわかります。

他にも、「ネットワーク環境」の「利用ネットワーク」でケーブルテレビなのかVerizonなのかを知ることもできますし、「接続速度」でT1(光)なのかDSLなのかなどを知ることもできます。遅いネットワークの訪問者がたくさんいる場合は、Webサイトを軽くすべきですよね。

このほかにも高度な情報がまだまだありますが、まずは今回見てきた機能があることを理解し、必要なものを使うようにすればかなりの効果が期待できます。

次回はトラフィックを見ていきましょう。

過去の関連記事
Google Analyticsを使おう(導入)
Google Analyticsを使おう(プロファイル一覧)
Google Analyticsを使おう(レポート)

この記事に関するお役立ちリンク
Google Analytics

※1 日本語の設定を仮定して進めます。言語設定は画面右上の「設定」または「Settings」をクリックして設定画面を出すことで変更できます。

※2 正確にはOSの種類です。

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Written by hitomi in: SEO, アクセス解析 |

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