9月に入ってニューヨークは肌寒さも出てきましたね。
いよいよ来月10月、Windows 7が発売されますが、実際のところWindows 7ってイイのか?そんな疑問が大きくなってきている皆さんに、Windows 7のどこがスゴイかをシリーズで説明していきます。
初回となる今回は、最も重要な「軽さ」から見ていきます。
まず、WindowsなどOSで言う「軽さ」とは、速く動くことを言います。たとえば電源ONでの起動が速いとか、アプリケーションの起動が速いとか、次の画面に移るのが速いとか、そういった動作速度が高いことを意味します。
一般的に、動作速度は「どれだけたくさんの情報を処理しなければいけないか」によって決まります。つまり、電源ONしたときに、全体データ量の少ない古いWindowsのほうが、Windows Vistaよりも読み込むべき情報が少ないので起動が速いわけです。残念なことにこれまでは新しいWindowsが出るたびにWindows全体容量が大きくなっていましたので、同じマシンを使っている限り毎回起動が遅くなっていったわけです。
ところが!Windows 7はWindows Vistaより小さくなった!
という、にわかには信じがたい改善が発表されています。実際私もWindows 7を使ってみましたが、確かに動きが速い。体感ではXPと同等といった感じです。ちなみにVistaは明らかにもっさりしています。
これは、マイクロソフトがWindowsに必要なソフトウェア部品のひとつひとつを見直し、少しでも小さくしていった結果実現しています。なんと400以上のソフトウェア部品のサイズダウンに成功しています。このような「OSのサイズが小さくなる」改善は、Windows史上初の快挙です。
しかも、基本的なアプリを走らせたときに表示されるウィンドウの管理方法を変えることで、平均50%のメモリ使用量削減という、とてつもない軽量化に成功しています。
ほかにも、レジストリの取り扱い方、システムキャッシュの取り扱い方、などなど様々な改善が施されています。これにより、「とにかく速いWindows 7」が実現しています。
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