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3月
17
2009
2

Google Analyticsを使おう(レポート – コンテンツ)前編

前回は「ユーザー」「トラフィック」「コンテンツ」「コンバージョン」のGoogle Analytics4大機能のうち、「トラフィック」の使い方を学びました。今回は「コンテンツ」です。

あまりにも内容が濃いので、今回は2回に分けます。

コンテンツとは、「中身」とか「内容」とかいう意味で、Webサイトでは各ページを指します。

Google Analytics コンテンツ

Google Analytics コンテンツ

左メニューの「コンテンツ」をクリックすると、図のような全体概要の画面が出ます。これまでと同じように、右上で対象の日付を絞ったり、グラフ左上で指標を変更したりできます。ここではほとんどの場合ページビューのままでいいでしょう。

ここではやはり最初にページビューの数値が気になるところです。「このサイトのページビュー」というのが、期間中のページビュー総数です。1日ごとのページビュー数は、グラフの「●」にカーソルを合わせると表示されます。あとは、他のメニューの中身をまとめて表示しているだけなので、各メニューを見ていくことにしましょう。

上位のコンテンツ

上位のコンテンツでは、Webサイト内で人気のあるページがわかります。「/」とか「/index.html」はトップページですね。必ずしもトップページが一番たくさんアクセスされているとは限りません。じーっと見ていると、意外なページが人気だったりします。

各ページの情報として、表の右側にいろんな数字が出ています。

「ページビュー」は、そのページが表示された回数です。

「ページ別セッション」もページが表示された回数ですが、1人の人が何回かそのページを開いた場合は全部で1回とカウントし、同じ人が翌日来たら追加で1回とカウントする。と思ってください。(厳密には違うけど、大差ありません)

「平均ページ滞在時間」は、このページをどれくらいの時間読んでいたかです。

「直帰率」は、このページをみた全体数のうち、Webサイトの中でこの1ページだけを見た割合です。つまり、他のWebサイトなどから直接このページに来て、そのまま他のページを見ずに他のWebサイトにいってしまったり、ブラウザを閉じてしまったりした割合です。

「離脱率」は、このページをみた全体数のうち、このページから他のページに行かずに、他のWebサイトにいってしまったり、ブラウザを閉じてしまったりした割合です。つまり、このページがWebページ全体の最後になった割合です。

「$インデックス」は、コンバージョンに関係します。今回は無視します。気になる方は公式説明ページで。

残りは次回です。明日発行しますのでお楽しみに。

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06
2009
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Google Analyticsを使おう(レポート – トラフィック)

前回は「ユーザー」「トラフィック」「コンテンツ」「コンバージョン」のGoogle Analytics4大機能のうち、「ユーザー」の使い方を学びました。今回は「トラフィック」です。
・・・の前に、「トラフィック」とは、日本語で言うと「往来」とか「交通」で、要はどれくらい人の出入りがあったかってことです。

Google Analyticsの画面

Google Analyticsの画面

まずは左メニューの「トラフィック」をクリックしてください。トラフィックのメニューの中には、サブメニューとして「概要」「ノーリファラー」などが並んでいます。 今回もITコンサルらしく、「何ができるか」を見ていきましょう。

検索エンジンからの訪問者
まずはSEOの結果を知るために最も重要な「検索エンジンからの訪問者数」を見てみましょう。
「検索エンジン」をクリックすると、検索エンジンから来た訪問者数のグラフが出ます。

検索エンジンからの来訪者グラフ

検索エンジンからの来訪者グラフ

こんな感じです(画像クリックで大きく表示)。この図のレポートの場合は、SEOに成功して、検索エンジンからの来訪者数がぐんぐん伸びてるな、というふうに状況がわかります。グラフ左上には、カウント方法(セッション、ユーザー、ページビューなど)が表示されていて、クリックすると設定できます。
グラフの下のほうには、googleとかyahooといった検索エンジン名が表で出ていて、各検索エンジンからどれくらい訪問者があったかがわかります。表右上の「表示」で円グラフ(割合)にすると、どの検索エンジンにSEOの効果があったか知ることもできますね。

さらに検索エンジンの名前をクリックすれば、それぞれの検索エンジンごとのグラフも見れます。さらに、どんなキーワードで検索に引っかかって訪問者が来たかもわかります。SEOをやってる人にとっては、これはもっとも大事ですね。

逆リンクはどう?
「逆リンク」とは、「被リンク」などとも呼ばれますが、他のWebサイトが自分のWebサイトにリンクしていることです。そのWebサイトを、「リンク元」とか「参照サイト」といいます。世界中の多くのWebサイトから自分のWebサイトにリンクを張ってもらえば、きっとたくさんの人が来ますよね!
ということで、「参照サイト」をクリックしてください。すると、他のWebサイトに設置されたリンクをたどって自分のWebサイトに来た来訪者がグラフになって出てきます。その下には、どこのWebサイトから来たのかが具体的に表示されます。

ここで、サイト名の横にあるgoogleanalytics_websiteiconをクリックすると、自分のWebサイトにリンクを張っているWebサイトを表示することができます。どんどん見てみましょう。

Eメールとか、お気に入りとかから直接来た人は?
検索エンジンと逆リンクがわかれば、残りは直接URLをブラウザに打ち込んだ(Eメールからも含む)か、お気に入りから来たか、ですね。こういうのを「ノーリファラー(参照元なし)」といいます。

お気に入りから来てくれている人は、リピーターであり、通常、もっとも大事にすべき訪問者です。

ノーリファラーのうち、口コミやお気に入り登録で来ている人がほとんどでしょうが、あなたがメールマガジンを発行している場合は、そのメールを見てきた人も含まれています。

そう、こうなってくると「じゃあメールマガジンを見た人だけカウントする方法はないの?」になると思いますが、実はあります。ありますが、基本編で取り扱うレベルじゃないので、今回は見送りますね。

AdWordsやってるんですけど。。。
Googleにお金を払って検索結果画面に広告を載せてもらったりするAdWordsを実施しているなら、ここにその成果が表示されます。
この場合、「どれくらいお金をかけてどれくらいWebサイトに訪問者があったか」を知ることができるんですが、どちらかというとそんなことより「どれくらい広告費をかけてどれくらいWebサイトの商品を買ってもらえたか」を知るほうが重要ですよね。「どれくらい目的が達成されたか」を知るのは「コンバージョン」と呼ばれ、別機能としてメニューにありますから、そのときにやりましょう。

今回見てきた以外にもメニューはあるし、それぞれの詳細設定もできるわけですが、まずは今回見てきた内容をじっくりながめ、使いこなせるようになってください。

次回は「コンテンツ」です。

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Google Analyticsを使おう(レポート – ユーザー)

前回は基本的なレポートの使い方を学びました。今回からは、4つの大きな機能を詳細に見ていって、Google Analyticsで何ができるかを理解していきましょう。Google Analyticsの機能はレポート画面の左にまとめて表示されています。「ユーザー」「トラフィック」「コンテンツ」「コンバージョン」(※1)です。まず今回は1つ目の「ユーザー」を見ていきます。

Google Analyticsの画面

Google Analyticsの画面

まずは左メニューの「ユーザー」をクリックしてください。ユーザーのメニューの中には、サブメニューとして「概要」「ベンチマーク」などが並んでいます。このBLOGでは読者のみなさんがGoogle Analyticsを効率的に使えるようになることを目的としますので、これらの機能をひとつひとつ説明することは避けます。ITコンサルらしく、「何ができるか」を見ていきましょう。

どこから来ているか?
まず気になるのはユーザーがどこから来ているかですね。ニューヨークで喫茶店を営んでいるのに、LAの人にサイトを見てもらってもあまり効果がありません。そこで、「地図上のデータ表示」をクリックします。濃い色の国からはたくさんのユーザーが来てくれています。さらに、アメリカをクリックします。そうすると、今度は州ごとのデータが見えます。さらにニューヨークをクリックします。そうすると、今度は都市ごとのデータが見えます。ここまでくれば、たとえ喫茶店のサイトであっても有効なユーザー数がどれくらいであるか知ることができますよね。さらに、ニューヨークをクリックすると、都市のアクセスグラフが表示されます。

たとえば都市ごとに広告を出した場合、訪問者数にその影響がどれくらいあったかは、このレベルまで落とし込まなければ知ることができません。

リピーター率は?
あなたのWebサイトの訪問者を増やそうとするとき、通常の経営と同じく、リピーターにたくさんきてもらう方が、新規の訪問者を獲得するよりも少ない労力や経費で済みます。したがって、リピーターを知ることは、SEOやWebサイト改良の指針を決定する上でとても重要です。「新規ユーザーとリピーター」をクリックすると、「Returnign Visitor(リピーター)」と「New Visitor(新規ユーザー)」が表示されます。それぞれの項目をクリックすると、各々のグラフが表示されます。

もっと詳しく知りたい場合は、「リピート訪問数」をクリックします。さらに詳細なメニューが出てきます。「訪問頻度」を見ると、何日くらい空けてから再度訪問してくれているかがわかりますし、「リピートセッション数」を見ると、何回くらい再訪問してくれているかもわかります。

ユーザーの言語は?
インターネット上には色々な言葉をしゃべるユーザーがいます。フランス語をしゃべるユーザーがたくさんWebサイトを見てくれているのに、フランス語のページがなければチャンスを逃してしまうかもしれません。「言語」をクリックすると、訪問者の言語がわかります。ただし、これはどの言語の設定でパソコンを使っているか、なので、日本人が英語設定で使っているときは英語として扱われます。表の「言語」にはなにやら暗号のようなアルファベットが並びますが、たとえば「ja」は日本語、「en-us」は米国英語、といった具合です。

オフィスから?モバイルから?
Webサイトを制作・改良する上で、ユーザーがどんな環境でWebサイトを見ているかを知ることは重要です。みんな小さい画面で見ているのに大きな写真を載せては見づらくなるし、携帯からのアクセスが多いのにフラッシュを載せているとそもそも表示ができません。「PC環境」の「画面の解像度」を見れば、どれくらいの大きさの画面で見ているかがわかりますし、「Flashのバージョン」には「(not set)」としてFlash非対応の状態で見ている訪問者がどれくらいいるかわかります。「OS」にはWindowsやMac、iPhoneなどといったようにコンピュータの種類(※2)がわかります。

他にも、「ネットワーク環境」の「利用ネットワーク」でケーブルテレビなのかVerizonなのかを知ることもできますし、「接続速度」でT1(光)なのかDSLなのかなどを知ることもできます。遅いネットワークの訪問者がたくさんいる場合は、Webサイトを軽くすべきですよね。

このほかにも高度な情報がまだまだありますが、まずは今回見てきた機能があることを理解し、必要なものを使うようにすればかなりの効果が期待できます。

次回はトラフィックを見ていきましょう。

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※1 日本語の設定を仮定して進めます。言語設定は画面右上の「設定」または「Settings」をクリックして設定画面を出すことで変更できます。

※2 正確にはOSの種類です。

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