ニューヨークでITにお困りの際は、ぜひ美頼ITソリューションズにお問い合わせください。

3月
18
2009
2

Google Analyticsを使おう(レポート – コンテンツ)後編

前回に引き続き、「コンテンツ」です。

タイトル別のコンテンツ
上記「上位のコンテンツ」とほぼ同じですが、違いは、ページのタイトルで集計しているところです。
Webサイト内の各ページにうまくタイトルをつけておけば、集計もかなりわかりやすくなります

Google Analytics タイトル別のコンテンツ

Google Analytics タイトル別のコンテンツ

図では、美頼ITソリューションズのどのページが人気か、ブログではどのページが人気か、などが一目瞭然になります。さらに表の下の「ページタイトルを検索」で絞り込みも可能です。たとえば、「ニューヨークITブログ」と入れると、ブログのページランキングに絞って見ることもできます。これは意外と知られていない機能ですが、かなり使えます

コンテンツの詳細
「コンテンツの詳細」は「上位のコンテンツ」とほとんど同じですが、表に「ページ」だけでなく「フォルダ」も入ってくるところがポイントです。

たとえば、「/index.html」「/hitomifujisaki.html」「result.html」「campain.html」「customersvoice.html」などは、すべて「/」(ルートフォルダ、一番上の階層)に合計されます。

ブログへのアクセスを合計して知りたい場合は、「/blog/」の数値がそれ、ということです。

したがって、Webサイトを構築する時にうまくコンテンツをフォルダでわけておくと、アクセス解析が楽になります。

閲覧開始ページ
名前のとおり、Webサイトの閲覧を開始したページです。つまり、Webサイトの入り口になったページです。
ユーザーは検索エンジンなどでWebサイトを見つけて入ってくるので、どのページに最初に入ってくるかはわかりません。「閲覧開始ページ」を見れば、実際にどのページからユーザーが入ってきたことが多かったかがわかるわけです。

離脱ページ
閲覧開始ページと逆に、最後になったページがどこかを知るための表です。ほとんどの場合、ページの人気に比例するはずですが、まれに「なぜか離脱数が多い」というページがあったりします。

サイト上のデータ表示

これは本当にスーパーツールです。

実際にクリックしてみるとわかりますが、

実際のWebページの上に、ユーザーがどこをクリックしたかを棒グラフで重ねて表示します。

とにかく、やってみてください。

ということで、2回にわたってやってきました「Google Analyticsを使おう(レポート – コンテンツ)」でしたが、いやあ、Google Analyticsでは、いろいろできますね。そして、

有効にWebサイトを分析するには、うまいWebサイト構築が効果的

であることがわかってもらえたと思います。

Webサイト構築のご相談は、ニューヨークで実績と信頼のある美頼ITソリューションズへ。日本からのメール相談も受け付けています。

次回はいよいよ「コンバージョン」です。

過去の関連記事
Google Analyticsを使おう(導入)
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3月
17
2009
2

Google Analyticsを使おう(レポート – コンテンツ)前編

前回は「ユーザー」「トラフィック」「コンテンツ」「コンバージョン」のGoogle Analytics4大機能のうち、「トラフィック」の使い方を学びました。今回は「コンテンツ」です。

あまりにも内容が濃いので、今回は2回に分けます。

コンテンツとは、「中身」とか「内容」とかいう意味で、Webサイトでは各ページを指します。

Google Analytics コンテンツ

Google Analytics コンテンツ

左メニューの「コンテンツ」をクリックすると、図のような全体概要の画面が出ます。これまでと同じように、右上で対象の日付を絞ったり、グラフ左上で指標を変更したりできます。ここではほとんどの場合ページビューのままでいいでしょう。

ここではやはり最初にページビューの数値が気になるところです。「このサイトのページビュー」というのが、期間中のページビュー総数です。1日ごとのページビュー数は、グラフの「●」にカーソルを合わせると表示されます。あとは、他のメニューの中身をまとめて表示しているだけなので、各メニューを見ていくことにしましょう。

上位のコンテンツ

上位のコンテンツでは、Webサイト内で人気のあるページがわかります。「/」とか「/index.html」はトップページですね。必ずしもトップページが一番たくさんアクセスされているとは限りません。じーっと見ていると、意外なページが人気だったりします。

各ページの情報として、表の右側にいろんな数字が出ています。

「ページビュー」は、そのページが表示された回数です。

「ページ別セッション」もページが表示された回数ですが、1人の人が何回かそのページを開いた場合は全部で1回とカウントし、同じ人が翌日来たら追加で1回とカウントする。と思ってください。(厳密には違うけど、大差ありません)

「平均ページ滞在時間」は、このページをどれくらいの時間読んでいたかです。

「直帰率」は、このページをみた全体数のうち、Webサイトの中でこの1ページだけを見た割合です。つまり、他のWebサイトなどから直接このページに来て、そのまま他のページを見ずに他のWebサイトにいってしまったり、ブラウザを閉じてしまったりした割合です。

「離脱率」は、このページをみた全体数のうち、このページから他のページに行かずに、他のWebサイトにいってしまったり、ブラウザを閉じてしまったりした割合です。つまり、このページがWebページ全体の最後になった割合です。

「$インデックス」は、コンバージョンに関係します。今回は無視します。気になる方は公式説明ページで。

残りは次回です。明日発行しますのでお楽しみに。

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3月
06
2009
2

Google Analyticsを使おう(レポート – トラフィック)

前回は「ユーザー」「トラフィック」「コンテンツ」「コンバージョン」のGoogle Analytics4大機能のうち、「ユーザー」の使い方を学びました。今回は「トラフィック」です。
・・・の前に、「トラフィック」とは、日本語で言うと「往来」とか「交通」で、要はどれくらい人の出入りがあったかってことです。

Google Analyticsの画面

Google Analyticsの画面

まずは左メニューの「トラフィック」をクリックしてください。トラフィックのメニューの中には、サブメニューとして「概要」「ノーリファラー」などが並んでいます。 今回もITコンサルらしく、「何ができるか」を見ていきましょう。

検索エンジンからの訪問者
まずはSEOの結果を知るために最も重要な「検索エンジンからの訪問者数」を見てみましょう。
「検索エンジン」をクリックすると、検索エンジンから来た訪問者数のグラフが出ます。

検索エンジンからの来訪者グラフ

検索エンジンからの来訪者グラフ

こんな感じです(画像クリックで大きく表示)。この図のレポートの場合は、SEOに成功して、検索エンジンからの来訪者数がぐんぐん伸びてるな、というふうに状況がわかります。グラフ左上には、カウント方法(セッション、ユーザー、ページビューなど)が表示されていて、クリックすると設定できます。
グラフの下のほうには、googleとかyahooといった検索エンジン名が表で出ていて、各検索エンジンからどれくらい訪問者があったかがわかります。表右上の「表示」で円グラフ(割合)にすると、どの検索エンジンにSEOの効果があったか知ることもできますね。

さらに検索エンジンの名前をクリックすれば、それぞれの検索エンジンごとのグラフも見れます。さらに、どんなキーワードで検索に引っかかって訪問者が来たかもわかります。SEOをやってる人にとっては、これはもっとも大事ですね。

逆リンクはどう?
「逆リンク」とは、「被リンク」などとも呼ばれますが、他のWebサイトが自分のWebサイトにリンクしていることです。そのWebサイトを、「リンク元」とか「参照サイト」といいます。世界中の多くのWebサイトから自分のWebサイトにリンクを張ってもらえば、きっとたくさんの人が来ますよね!
ということで、「参照サイト」をクリックしてください。すると、他のWebサイトに設置されたリンクをたどって自分のWebサイトに来た来訪者がグラフになって出てきます。その下には、どこのWebサイトから来たのかが具体的に表示されます。

ここで、サイト名の横にあるgoogleanalytics_websiteiconをクリックすると、自分のWebサイトにリンクを張っているWebサイトを表示することができます。どんどん見てみましょう。

Eメールとか、お気に入りとかから直接来た人は?
検索エンジンと逆リンクがわかれば、残りは直接URLをブラウザに打ち込んだ(Eメールからも含む)か、お気に入りから来たか、ですね。こういうのを「ノーリファラー(参照元なし)」といいます。

お気に入りから来てくれている人は、リピーターであり、通常、もっとも大事にすべき訪問者です。

ノーリファラーのうち、口コミやお気に入り登録で来ている人がほとんどでしょうが、あなたがメールマガジンを発行している場合は、そのメールを見てきた人も含まれています。

そう、こうなってくると「じゃあメールマガジンを見た人だけカウントする方法はないの?」になると思いますが、実はあります。ありますが、基本編で取り扱うレベルじゃないので、今回は見送りますね。

AdWordsやってるんですけど。。。
Googleにお金を払って検索結果画面に広告を載せてもらったりするAdWordsを実施しているなら、ここにその成果が表示されます。
この場合、「どれくらいお金をかけてどれくらいWebサイトに訪問者があったか」を知ることができるんですが、どちらかというとそんなことより「どれくらい広告費をかけてどれくらいWebサイトの商品を買ってもらえたか」を知るほうが重要ですよね。「どれくらい目的が達成されたか」を知るのは「コンバージョン」と呼ばれ、別機能としてメニューにありますから、そのときにやりましょう。

今回見てきた以外にもメニューはあるし、それぞれの詳細設定もできるわけですが、まずは今回見てきた内容をじっくりながめ、使いこなせるようになってください。

次回は「コンテンツ」です。

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